
覆面調査員とは飲食店とかコンビニなど様々な業態のお店に、普通のお客さんを装って来店し、店員に知られることのないようこっそりと各種の調査やチェックを行う人のことです。
言うまでもないでしょうが、実際に覆面をして調査するわけではありません。
調査項目は思った以上に多岐にわたることもあって、お店の清掃状態・品揃え・店員の商品知識とか接客態度などが代表的なものになります。
簡単に言えば、そのお店が多くのお客さんにまた来たいと思わせるような、顧客満足度の高い店舗かどうかの観点でのチェックです。
なぜこのようなアルバイトがあるのかと言えば、そのお店の経営者やオーナーが依頼するからというか、彼らにとっては重要なことだからです。
オーナー自身が店員となって接客しているような小規模な店舗であっても、それを客観的にチェックして欲しいと考える人はいますが、基本的には意味合いがちょっと異なります。
そうではなくて、フランチャイズチェーン店など、本部の目線で顧客志向の店舗になっているかどうかを確認したいケースは多くあります。
コンビニなどは数も多いですから、本部の担当者がいちいちお客さんのふりをして来店し調査することは現実的でなく、そのため覆面調査員のアルバイトが募集されることになるわけです。
重要なポイントは、自分自身が調査員であることを店員に悟られないようにすることで、あくまで普段どおりの姿を捉えることに意味があるということになります。